Almost boring

いいかんじに三十路突入

【鳳来】MNCS episode 2

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週末に被る雨天に辟易して、久々に有給を切り帰ってきた男と鳳来へ。

小滝橋Pから1時間を切る異例の早さで鬼まで上がって、鳳来でイチバン綺麗なオバハンとマグロ屋さんと合流。顔洗い場の渡渉は飛び石する必要もないくらいの水量の少なさ。河原の広場は湿気もなく快適だった。


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2年前にマレーシアの4000m峰を登りに行った時から、クライミングのアプローチはもちろん無雪期登山まで毎週のように履き倒したスポルティバのTX4がクタクタ&クサクサになってしまったので、今回はFiveTenniesを購入。グリップはVibramと大差なかった。インソールは変えたい感じ。

 

あんこ 5.10b

アップでまずはこれから。

 

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First 5.12a 

前回にムーブは作っておいたので後はつなげるだけ状態。

10時ごろから湿度計がHi(計測不能)になって不穏な空気になったけど、とりあえずドローセットした。滑っても持てないレベルのホールドはないけれど、強傾斜部分で保持感が落ちるとしんどい。

11時過ぎにトレーニング程度のメンタルで1便出したら、あれよあれよと最終ピンまで進めてしまい、懸念していた最終ピンクリップは左ニーバーポイントを発見し、安定してクリップできた。リップへの飛び付きポジションに入る前に両手チョークアップもできて、満を辞してリップに出したデッドもスローパーをキャッチ。

「終わった〜」と安堵感を抱きながら右手を最終ガバホールドに送ろうとした刹那、まさかの左手のスローパーがヌメってフォール。天国から地獄。華麗なる終了点落ちをカマす。

 

ここまでくると問題は技術的な面ではなさそうだし、コンディションの悪い時期にわざわざやらなくても良いかな..  落ちたけどクライミング自体は楽しめたので意外と落ち込まなかった。ということで追い便は出さず。

マグロ屋さんとルートを交代。

  

アフターザレイン 5.12a

出だしからボルダリーだけど最初は簡単で、1ピン横のガバポケットを取ってから、2ピンのガストン大ポケットを取りにいく一連のシークエンスが核心なのかな。保持感のよくないポケットやダイクのサイドピンチ、スロットカチとホールドは多くてムーブの選択に迷う。

ガストン大ポケットを取ってから、3ピンのレストポイントまでも若干距離が遠くて、マグロ屋さんはデッドになっていてしんどそうだった。ここは左の深キョンで解決。レストポイントまでで実質終了で上部は10c程度を耐え抜く持久系らしい。

ハングドックしていると、空がいきなり暗くなって、轟々と雷鳴が聞こえると同時に滝雨が..

ガバすら持てなくなり最終ピンから上がれずに棒を上げてもらってずぶ濡れになりながら必死のパッチで回収。

マグロ屋さんは、Firstより簡単で登りやすい12aと言っていたが、ホンマか?って感じ。

 

荷物を片して、しばし雨宿りする。

雨は止む気配が全くなく、むしろ強まってきていたので、増水して渡渉できなくなる事を懸念して、覚悟を決めて下山開始。

 

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1時間程度のデプローチなので、全身ずぶ濡れでも低体温に陥る事はないけれど、保水した服は重苦しいしやっぱり寒かった。登山道は沢と化していて、朝はほとんど水が無かった乳岩の敷石は、信じられないくらい強い濁流が流れていて、端に張ってあるフィックスロープに初めて有り難みを感じた。

 

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保水力のない鳳来の山はすぐに増水するとは聞いていたけれど正直ここまでとは思ってなかったので新鮮な光景だった。駐車場に着く寸前に雨も止み、雲レーダーをみるとゲリラ豪雨。65mmオーバーのやつでした。

 

トライルートの華麗なる終了点落ちもさる事ながら、岩場に行く時は必ず持っていく、傘と雨具をこんな日に限って置いてきていたり、新品のアプローチシューズで足首まで泥水に浸かったりと、まさに Misfortunes never come singly. Episode2 でした。

 

<成果>

あんこ 5.10b RP(再登)

First 5.12a  ×(通算4try/2day)

アフターザレイン 5.12a ×(通算1try/1day)