職場に籠る週末を終えて、直明けは恵那に。
翌日の雪予報に向けてガッツリ冷えると思っていたけど、太陽が出てて暖かかった。花粉のせいか、はたまた薬のせいか、五感をぼやかすような軽い眠気が続いていた。
里エリアPに停めて前回繋げきれなかった月の舟へ。時間がないのでストレッチとフィンガーボードで指を温めたらすぐに触り始めた。
1番動きのある後半部分からムーブを確認するが、ヒールの収まりが悪く、右手を出したら足が抜けてリップ取りが止まらない。イージーとか言ってたのになんでや。
何度か揉んで、ちゃんと言語化。ヒールはなるべく手前にセットして、踏みのスタンスと気持ち挟み込んで、体幹が動きすぎないように出るってイメージだけ作っておいた。
核心のヒールの寄せは、フレッシュなら足ブラで耐えれるんちゃうんかって甘い考えがあったので早々に繋げてみたけど、案の定で耐えられず。なんとかトゥを残しつつ、ヒールを寄せてくるしかなさそうな雰囲気だったので練習。
ハング内に身体を入れ込みつつ、先端方向に重心を持っていくのがコツっぽいので、今までクロスで取っていたスロットカチを一段下のスローパーに変更した。
で繋げ2、3回目あたりで超頑張って爪先ﾋﾟｰﾝしてトゥを残しながらヒール寄せに成功してそのまま完登。リップが滑ってちょっと暴れたけど。
ムーブがハマって登れたぜ！よっしゃ！って感じじゃなくて「はあ... 耐えたわ」って溜め息の出る幕引きであった。
で、里Pへ降りがてら往年の宿題のナイルへ。
デカいフェースに綺麗なスロットカチが散らばっている好課題。岩を始めた頃に敗退して以来、折を見て触ってはいるけど登れていなかった。
やってみたらどのホールドも気持ちの良すぎるカチに思えて、悪いスタンスでの遠いデッドも心地よくて2回連続で登ってフィニった。
昔は絶対３級ではないと思っていたけれど、今の感想は「岩ジムの保持系ジャスト3級やな」だった。持てれば踏める、そんな言葉を思い出した。
