Almost boring

いいかんじに三十路突入

【鳳来】碧色のガンコ岩

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土曜のうちだけ晴れそうだったのでガンコへ。

ひとりでアプローチを歩いたのは久しぶりで、湿った草木の匂いが、自転車競技に打ち込んでいた高校時代を思い出させた。一番乗りで岩場に着くと、青い風がへばりつく汗を拭って火照った身体を冷やす。weekdayの喧騒から解放された、静かな時間を過ごす事ができて穏やかな気持ちになった。

 

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ガヤガヤと騒がしく現れたアサコパイセン、さとぴっぴ、みきママ、リエさん、セバスチャンカップルと現地で合流。梅雨入り前の良い時期だったのに終日貸切だった。

 

かんたん 5.10a ユカ 5.11a 

アップで。

 

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ホフマン教授 5.12a 

マスターでオンサイトトライ。核心で、ホールドを探っては下りてを繰り返し、15分程度粘って、最後は覚悟を決めて突っ込んだ。(作ったムーブはどうやら正解ムーブのようで)何とか核心を突破して、8ピン目にドローセット&クリップしたが、右トラバースをこなせずフォールした。

 

ムーブ考察

ガンコ岩1階を両断する10ピンの長いルートで、構成としては、1-7ピンまでは5.11a程度のアプローチで、大レスト後の7-8ピンが核心。そのあと8-9ピンへ右にトラバースするセクションも掛かりは良いものの、ホールドが2-3本指ポケットでスタンスが乏しく、ハッキリ言って悪いと感じた。凹角に入り、10ピンにクリップしてしまえば後は慎重にマントルを返し、テラスに立って終わり。

 

僕のムーブでいくと、核心は5手。レストのホールドを右手に持ち、左上の掛かりの良い2本指ピンチを左手front2で保持し、右足を上げたら重心を右に移して、右手を中指が少しかかる程度の中継ホールドに送る。ここで左足をスメアでバランスをとりつつ、右手をお団子ホールドに送り、全力で保持して左足をしっかり上げる。ここで左足が上がっていないと、左手がリップのフレーク上ガバの下端に届かず落ちてしまうので注意する。ガバフレークの下端を左手で捕らえたらジワジワと上げてから、右手で頂上部分のガバを取って、マッチ。8ピン目にクリップ。右足をスメア踏み込みで右上のスローパーを右手で押さえて、左足は、先程のクリップホールドに手に足ヒールして、左手を右手のスローパーに寄せて、右手はさらに奥のガバに送る。

ここまではおそらく完成でいいと思う。ここから2手で9ピンのクリップホールドに至るが、今回はうまくムーブを作れずに終わった。後日に「9ピンはアンダーでクリップ」と聞いたので、まだ見逃しているホールドがあるのかもしれない。

2トライ目は核心ムーブで保持感が悪く、足上げが疎かになりダメ元で手を出して案の定で落ちてしまい、そのまま回収した。

 

タップダンサー 5.10d

講習会ルート 5.7 

クールダウンで。最近の定番になってきた。

 

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オンサイトトライとしては悪くない内容の登りはできたと思う。結果としては落ちたわけで、普通に総合力不足だと思った。

ムーブ12オランウータンなんかは、悪いホールドへの対応力を手に入れてしまえば易しく感じたし、保持力は、短期間のトレーニングとコンディショニングで付け焼き刃ではあるものの出力の向上は望める。

対して、キツネやホフマンのように、各ムーブ自体の精度を上げたうえで、持久力を上げる必要のあるルートはある程度の時間が必要だと感じた。現に、前者(ムーブ12オランウータン)よりも後者(キツネの嫁入り)の方がトライ数が多かった。

 

とまあ、ホフマンは聞いていた通りお買い損な12aだったけど、ムーブも楽しいし、テラスに立った時の気持ちよさは格別なので諦めたくないな。

 

<成果>

かんたん 5.10a mRP (再登)

ユカ 5.11a mRP (再登)

ホフマン教授 5.12a ×(通算2try/1day)

タップダンサー 5.10d mRP(再登)

講習会ルート 5.7 RP(再登)