週末は初めての馬瀬ボルダーにいってきた。
馬瀬ってどこだよって下呂のさらに上。中央道と東海北陸道に挟まれた交通面でめちゃくちゃ不遇の地。下呂ですらまあまあ気合を入れて運転していかないといけないので、それよりも北上するとなると気軽に行こうとはならず。今回やっと重い腰を上げた。フクベや恵那が近いせいで贅沢になりすぎていると実感。
東海地方民各位＞結果的にめちゃくちゃいい感じだったので絶対行ったほうがいいです。
遠いとか文句たれてる割に名古屋を8時半にゆるりと出発。今回もTyoと。
郡上まで高速で、そこからは下道で40分ほど、計2時間くらいで着いた。思ったより近い。水辺の館で協賛金を支払って、岩場へ11時ごろ着。車から降りた瞬間に日陰がめちゃくちゃ寒くてビビったが、初めての岩場を目に前にして2人してwktk（死語）が止まらない。
一番大きな駐車場から河原に降りたらもうメインエリアな感じ。アプローチ至近がすぎる。
エリア散策を含め、知り合いに挨拶回りしながらエリア最下部まで歩いていく。川ボルと山ボルが混在している感じで課題のバリエーションがすごい。
カンダタの岩の典雅という初段でアップ。小ガバ握って、ドガバにヒールして遠い右手ピンチを取ってフラッギング。左手の中継とってリップのスローパーにドンな課題。間違いなく今季初のコンディションのよさだった。
早々にマシンガントライするけど全然ダメ。セッションしてもらったGAMBAの強いお兄さんのマッチムーブとか色々試したけど、リップが全然止まらんし、止まる気配もないし。コンディションは抜群なんだが。おかしいな？とかモゾモゾやってるうちにピンチがすっぽ抜けて背中から叩きつけられたりで深追いせず敗退。「まあ、アップやからな..」と言い合う僕らの顔はめちゃくちゃ引きつってた気がする。
で、対岸に渡ってメインの方に戻る。アミグダラの岩は先客ペアがいたのでスキップして空中戦へ。写真の通りで陽が燦々。トライする時間帯をマジで間違えた。
外径スローパーに左手飛ばして、左のヒールで振られに耐えてスローパー棚をマッチ、ガバに右手出しのデッドして左手が切れないように耐える感じ。デッドで耐える時に左手がすっぽ抜けて、そのときに中指がいい位置に残ってしまって、A2腱鞘が痛み始めたので再燃させないために温存。Tyoもあんまりハマらんかったみたいで昼寝してるし早々に移動。
すぐ隣のアミグダラの岩へもどる。先ほどのペアが、べっとり乗せたチョークはブラッシングしないわ、ティックは消さないわで「マジでこんなやつらおるんやな」とびっくりした。
まずはカンテラインの水月から。カンテのガバポケットをマッチしてのキモいスタートから、右手小ガバを取って、左手スタートのままカンテを抱き抱えるように真上のガバにランジ。（とは言っても足は残る距離だけど）被ってて足位置も高いので距離が出しづらい。
15時ごろになると太陽が稜線に隠される。陽が陰っていきなり持ち感が良くなってきたのでバラシで何回かやっていると、コツは右足主導で立ち上がるだけでいいと分かって繋げ。一回目でガバが取れたけど、上部で手順ミスって、突っ込まない判断で一回降りて、次で完登。
Tyoが沼っているので、水月の左面のアミダクジに交互にトライ。スタートのアンダーの強度がまあまあにいかつい。スタンスは浅い方と深い方と選べる。深い方はエッジがあって、結構安心して踏めるけど、手首への負担がやばい。フクベのスズメバチのアンダーとは違って、上腕や背中にくる感じじゃなくて、前腕、特に手首にくるやつ。初手の左の顕著なドデカスローパーが取れることを確認して後半部分へ。
かなり遠い右ガバカチ取り。左手はスローパーの皺がある部分に指を沿わせると保持感が上がる。それで、左足踏み切りのランジで安定して取れるムーブができて繋げに。
繋がらねえ。なんでかって初手が出ねえ。手首系アンダーの使用回数には限度があるっぽい。トライ当初は右足セットしただけで普通に出せてた一手がまるで出ない。泣きのワントライで撤収予定時刻を突破してナイト突っ込みつつ粘ったけどダメ。手首がよれてきて背中で持つようになって、どんどん壁に入りすぎていって、初手デッドの空間がまるで作れない。
岩をライトアップして、アンダーを引いては呻き声を上げて落ちてくるオジさんになってしまったので、潔くフィニ。いや、この時点ですでに潔くはないか..
名古屋に戻って仕事終わりのサエと合流して3人で近所の焼肉。成果はないけど歓喜のチートデイなので貪り喰らった。
総じてよい休日だった。
普段は通い慣れた岩場で短時間勝負ばかりだからせっかちになってしまっているけど、初めての岩場で長い時間を過ごすときはトライの順番とか、日当たり具合とか、もう少し考えたほうが良さそうだな。
