Almost boring

いいかんじに三十路突入

【恵那】イルルカからシーズンイン

オフシーズンはコーディネーションやトリプルダイノに精を出し、週末のジム遠征をあんなにも楽しみにしていたのに、岩に行き始めた途端に興味がなくなってまぶしジムに籠る日々。ヌメり手にはまだまだベストシーズンとは言い難いけど朝晩は結構快適に登れるようになってきた。

で、ここ数回は今シーズンの目標課題をみつけようと、恵那やフクベにちょいちょい顔を出していたけど、スズメバチシンバルサンシャインパワーはコンディション的に保持さえままならずトライ未満といった感じで即撤退。そろそろ登っておかなきゃとバックドロップも少し触ったけど抜けのダブルカチがすっぽ抜けて結構なバックドロップを喰らって敗退。

 

f:id:gaktraverse:20231009180420j:image

この躍動感な。首の後ろに鈍い痛みを感じながら、ここらでいちばん標高の高い恵那でしばらく過ごすことを決意。

 

イルルカ Day1 2023/09/23

f:id:gaktraverse:20231009180817j:image

GODと2人で。気温は下で26℃くらいと決して暑くはないけど涼しくもないって感じ。マットを2枚背負ってアプローチすると滝汗。エルで何度か落ちてアップ。エルムでもすっぽ抜けをくり返し一通り萎えてから移動。このコンディションでもTyoやGODは登っていくし地力の無さをひしひしと感じた。

んでイルルカに。大まかなムーブは、ルーフ内のガバアンダーからスタートして左手をピンチへ、右手をアンダー小ガバに寄せてから、ドガバに左手出してマッチするまでが前半で、この4手目までが全体を通して強度はいちばん高い。ここから大きく右に出て小ガバを取ったらヒールトゥして体の向きを変えて右手送り。次は左手にヒールして、左を送ってルーフから出てきたら、イルカのピンチホールドに左トゥでさらに左手送り、足マッチして左ヒールに変えて、右足を戻したらトゥを効かせながら大きく挟み込んで右手をガバに送るのがオリジナル部分の後半。あとはイルカと同じ抜け。

主に後半部分のムーブをぼんやりと作って終わり。スタートは浮くだけで精一杯という感じで繋がる未来は全く見えず。偶然出会った一年振りのmichioさんにも混じってもらってセッションしたけど、誰も2手目に寄せれずフィニ。

 

イルルカ Day2 2023/10/07

午前中の仕事を終えて、サエと合流して恵那に14時イン。連休初日だし、後半は天気が悪いので記帳はなんと5ページ超。駐車場核心かと思ったけど、電波塔Pのラスト一台になんとか滑り込み。気温は下で21℃くらい、けど湿度はかなり低めで、いきなりシーズン始まったか?って浮き足だってアプローチ。いつも通りエルでアップ。1発目でスローパーがヌメらずにトップアウトできたから、やっぱりコンディションはかなり良いっぽい。3回登ってからイルルカに移動。

f:id:gaktraverse:20231009185043j:image

そしたら団体が多くて居場所ない感じだったので、新婚こんさ夫妻がトライしてるノムールに冷やかしに行ったけど、どのホールドもヌメるヌメる。あれ、コンディションとは???ってなったけど、イルルカに戻って後半部分をやってみたらいきなり全部再現できた、というかぼんやり作ってたムーブがクリアになった感じ。何度かリハして、一応抜けまで確認したのが16時過ぎ。んで、スタートから繋げ始めたけどここからが長かった。投光器を車にとりに行ったり、適度にレストしながらトライを続けるも、寄せれる気配すら見えず落ち続ける。


f:id:gaktraverse:20231009165912j:image

関西パーティの方やNittyさんにアドバイスをもらいながら、

・左足は寄せで踏みやすい左側に予め置いておく

・初手取りは右スメアでしっかり重心を左へ移動

・初手の左ピンチを握ったら脇を締めてロック

体幹をやや右に捻りながら思っているよりもしっかりとフラッギングを入れる

・左足は踵を上げしっかりと掻き込む

・寄せる時はタメを作らず、スライドさせてくる

って感じで徐々に言語化していったら、誰もいなくなった20時半に初めて寄せが止まった。でもBack3までしか入っていなくて、ガバ取りに行けなくて落ちた。俄然やる気が出て、小休止しながら全て繋げでトライ。いま思えばこのマシンガントライが悪いクセだと思うんだけど、最終的に寄せが止まったのはこの5時間で5回くらい。この一手の難しさは単にフィジカル強度の高さだけじゃなくて、寄せ先がブラインドになるから余計に難しく感じるのかなあ..

 

うち1回(21時過ぎ)はその後のシークエンスに繋げられたけど、2-4手の時に下地の大きな石に跳ね上げられたペラマットに背中が当たって、集中が一瞬途切れた。もやついたまま続けたら、思いのほか進んでしまってイルカの合流部分のドガバも取れた。そうして安心しきって上体を上げたら左手が抜けて落ちた。この部分で落ちるとは万に一度も思ってなくて、その瞬間はめちゃくちゃ悔しくて吐きそうになった。でも。このまま完登していても擦ったモヤつきは絶対残っていただろうし、これで良かったのかもしれない。

 

とか言い聞かせて22時ごろまで粘ったけど寄せは止まるを知らず、食料も尽きたのでフィニ。また来週だな。

 

*追記

Day3 で登れました