Almost boring

いいかんじに三十路突入

【白川】Gati Marlboro etc.

12月後半の記録をば。

23日未明の大寒波でクリスマスイブは名古屋市街地で10センチを超える記録的な積雪。主要幹線道路が軒並み凍結&事故のオンパレードで、自宅から1キロで既に複数台が絡む事故で都市機能が麻痺ってたので早々に出勤を諦め自宅へとんぼ返り。突然のオフを食っちゃ寝で過ごした翌日のクリスマスは豊田へ。歌石駐車場直前のトンネルを抜けた直線後の日陰コーナーで路面がスケートリンク状態になっていてスリップ、滑り出した瞬間には対向車が数台来ていて祈りながらのカウンター入れて何とか立て直して事故を回避。本当に心臓が止まるかと思った。

駐車場も凍りついている状態だったので、梟エリアを一周回って課題の位置を再確認してから大田へ。ボルダーを始めたばかり少し触って、出だしから何もできなかった俊トラに行ってみた。

 

両日共に陽当たり良好でヌメりがマッハ。流石に出だしは問題なくて、問題は核心のなるいカチを取ってヒール解除、左手飛ばしのシークエンス。この日はカチではヒール解除の振られを抑えられなくてさらに奥のガバカチまで飛ばしてみたけど恐ろしいほど振られるだろうし怖くて解除を試せず。31日の岩納めにコンサとサエと再訪して、1トライ目でカチで普通に振られが止まったけど、右足スタンスの選択をミスって次の手が出せず。それ以降はまた止まらなくなってしまった。指皮あれば次回はもう一手出せるかな..

 

時系列は前後して30日はこんさと白川へ。先週の大寒波の影響がほんの一部だけ残っていて、目標だった百春はリップ上の積雪からの染み出しで断念した。アップで雷鳥を登ってから、日向を求めてミューズエリアへ。案山子の岩で無名3級を登ってからすぐ上のガチへ。

 

youtu.be

去年の男だけのクリスマス会で触った課題、触ったっていうのはマジでそのまんま、スタートホールドをこねくり回した挙句に初手も取れず10分でひとり離脱した苦い思い出がある。

初手のポケットはfront2本指で止めて俵持ちで持ち直すと3本指が入って安定した。リップ取りは悩んだけど良いスタンスがあったのでデッドを選択。リップ取り4回目くらいのトライで完登。30分で登れてしまった。

 

f:id:gaktraverse:20230102154748j:image

メインエリアに戻ってツルツルリのトライ。

メジャーなヒールムーブではなく掻き込みで2手目スローパーを取るところまでは安定。その後の右足上げができずに敗退。もっと左に重心を移して立ち上がりたいが、掻き込みのためにスタンスはかなり左に寄せているのでうまく重心が移っていかない。そもそもスローパーが持てていないってのもあるけど、この手のホールドはそもそも保持し切れるものでもないと思うから、次回は左スタンスをきもち右側に寄せて、右手のホールディングを緩めてから立ち上がってみる。セッションしていただいた飯田のクライマーの方、ありがとうございました。

 

youtu.be

最後はマルボロに。なんだかんだもう3日目に突入してしまった。去年のクリスマスの初日は何もできず終わり、今月に入ってからの2日目は初手以外は問題なくムーブを起こすことができていた。初手の選択肢はおそらく2パターン。僕は左手スタートホールドの奥にヒールスタックさせて左手をポケットにデッドするムーブを作り、以前のTyoは右ヒールで右手出ししていた。

スタートに身体を入れ込むと取り先がブラインドになるため距離感の調整が難しかった。他ムーブも試しながら何度かやっているとポケットに触れたり行きすぎたりするようになって、最後は右手スタートホールドをピンチからクリンプに変えたらロック力が上がって、初手がジャストミートしてそのまま完登できた。初手取りの甘いヒールスタックも、背中で持つ浅いポケットも、気の抜けないハイステップマントルも、短いけれどギュッと内容の詰まった濃厚な好課題だと思う。得意系なのにも関わらず3日もかかり、ここ最近の完登ではいちばん難しかったし、いちばん満足度が高かった。

 

今年は仕事やプライベートでの変化が多くて「クライミングなんてどうでもいいや..」なんて思った瞬間もあったけど、その中でもほんの少しだけ「通って登る」ことを意識してトライした課題もあって、全てが登れたわけではないけど学びや達成感は確かにあった。2023年はそういうスタイルでトライする課題をもっと増やしていきたい。