Almost boring

いいかんじに三十路突入

【白川】登りぞめ。

明けましておめでとうございます。

ブログを書き始めたのが15歳の頃だとすると、なんだかんだ、人生の半分以上の期間でこうして駄文をこさえていることに驚きを隠せない。今年も誰も得しない記録を垂れ流しつつ、クライミングに仕事にと邁進していく所存ですのでよろしくお願いします。

 

というわけで始まりました2024年。

初登りはTyoと新年セッションからスタートする予定が、Tyoが登り納めのジムでギックリ腰をやらかして急遽ソロに。

予報は曇りの0.1mm降雨と怪しかったけど名古屋の平野部はそれなりに晴れていたので恵那に向かった。山に近づくに連れて段々と暗くなっていき、僕の表情も曇っていく。高速を降りる頃には小雨で道路はベタベタ。どう見ても登れるコンディションじゃなかったので課題の偵察にとメンタルを切り替えて向かう。

 

幸先の悪いスタート

雨はパラつく程度だったから、まともに上がったことのないカモシカエリアを散策してみた。里エリアから真上に突っ切るとかなりの急勾配になるから里東エリアを経由してぐるっと回り込んだ方が楽になる気がする。

それにしてもこのアプローチをマット3枚担いでソロで上がることを考えると気が滅入る..

 

激カチのカンファー 来世に期待

バーズアイ

岩自体は保湿しているけどべったり濡れているというほどでもなく、登れないかと言ったらそこまでじゃなかった。けど、クソしんどいアプローチこなして、泥だらけのランディングにマット敷いてトライするかって言われたらそこまでの情熱もなく、大人しく転進を決意。

40分の距離に乾きのいい白川があるのでそちらに。


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移動中に食べ過ぎて眠くなり道の駅で少し仮眠。昼前からメインエリアへ。

ミューズエリアにはちらほら人が見えたけどこっちは貸切。アカシャグマは相変わらず濡れててトライ出来ず。いつもは人がたくさんいて触りづらい課題たくさん岩に居座る。

 

ライジングサンでアップしてからレッドオクトーバーにトライ。2段にしては..って色々言われてる課題だからワンチャンのFLを狙うもそこまで甘くはなかった。

 

痛い二本指ポケットで離陸してからガバ二つを経由して持ちづらいガチャホールドを左手で取ってどうにかしてガバに足を上げるのが核心ぽくて、立ち上がればほぼ終了、な課題。

僕のリーチだと下足でガチャホールドを先に取ってから足上げが主流っぽいけど、ガチャホールドが真下には引けないので、どうにも重心が低いままでは保持感が悪い。

なんとか足上げを省略したくて、めちゃくちゃ狭いけど、先に左手ガバにヒールで乗り込んでからガチャホールドを取って、人差し指をフルクリンプして3本指で斜め下方向に保持すると感覚が良くなった。そこでヒールを踏みに変えて、左はめちゃくちゃ握りつつ、右手はプッシュ気味に立ち上がるムーブを考えたところで、陰ってた岩に陽が当たりだした。

 

狭いヒールに乗り込んでのガチャ取り

右手プッシュ気味に立ち上がれば終わり

 

で、急いでカメラセットして繋げ。

スタートはちゃんとテーピングしておけば全然痛くなかったし、作ったムーブは安定感があって1発で登れた。とりあえず新年のスタートとしては悪くない結果。これまで二段を1時間で登れたことはないから登りやすいんだとは思う。

完登動画


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裏に回ってネイティブアメリカンに。

一応のDay2で、前回にランジが止まることはわかっていたのでスタートからバラす。

 

ガバスタートで腹筋全開でガバ足に飛ばして遠いポケットへの右手出しがまずひたすらにしんどい。前回は掻き込みしつつ、右手を手前のカチで漕いだらポケットに触れるか触れないかで、結局は一度も止まらず敗退してた。今回も掻き込みでは止まるビジョンが見えず、Jayのやってた深キョンに変えてみた。

 

ハイパー深キョントゥスタック

何度かやってると身体が馴染んだのとトゥをスタックさせる感覚が掴めて、連続で止めれるようになった。それでもしんどいものはしんどい。

時間もないので繋げに入ったけど、ランジの体勢になるためにスタートの左手を下引きからサイドに返すところで毎回落とされる。


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陽が落ちて、湿度も上がってきたタイミングで手を返すパートのバラシに切り替え。

色々揉んだら、キョン解除してめちゃくちゃフラッギングしつつ、左足もフリーにせずにトゥでスメアをしておけば安定した。で、ワクワクしながら繋げたらやっぱり手を返すパートで足が外れて落ちて、まあそうやなって妙に納得してしまってフィニ。

 

残ったシーズンは打ち込み系をぼちぼちやろう。