山登りやリードに熱心に通っていた頃は、あんなにもこまめに更新していたこの日誌も少し気を抜けば音沙汰なしに早半年。その間もちょくちょく岩には行っていたんだけど、主な成果もなければムーブのメモはiPhone内で事足りるしってことで放置気味だった。
仕事もそれなりに忙しくて、登る時間を捻出していたらブログに割く時間なんてほとんどない。でも、それって言い訳ですよね。ガブガブ酒呑む時間はあったわけだし、と僕の中のひろゆきが指摘する。
そのときその時の空気感なんかはやっぱり文章や画像でしか思い出せないし、ちゃんと書き残そうかなって。
そんなんで一年振りの小川山。
突然誘われて仕事でへとへとだったし行こうか迷ったけど行ってよかった。夏日の予報だし細かい課題なんて登れるわけないのでデカい動きの課題だけ詰め合わせて回ろうと示し合わせた。
前日は、午前中の仕事とひとしきり家事を終えて、サエの帰宅と共に一路長野へ。諏訪湖SAでふと外を見たら花火が上がってて、急いで外に出たらもう終わってた。どうやらコロナの影響でこの時期は1日15分間だけ打ち上げてるらしい。コロナの影響って何?
日付が変わる前に廻り目平に滑り込めそうだったけど、焚き火に酒にしけ込んでまともに登らない明日が見えたので大人しく下界で一杯だけ飲んで寝た。
もう大人なんでね。
ほんで前日入りしてたTyoとGab、サンシャインと合流。
廻り目平にインする直前に猛烈な腹痛に襲われアレが噴出しかけたけど渾身のケツ穴締めで回避。1日が始まる前に人としての尊厳を失うところやった。
気を取り直して小川山ジャンプから。
いい流れを掴んで全員で合計10段目指すぞとか言ってた威勢は数トライで消し飛んだ。それなりに手はいいのにムズい、足位置が限定されすぎて飛び出しづらさがこの上ない。既登のTyoが肉薄していたけど僕はカスリもせず。
1日はそう長くはないんだと言い聞かせ次の課題へ。
ルーとメイの上に上がってバルカン、ギガントの岩へ。
バルカンはルーフの奥から這い出てくるめちゃくちゃかっこいいラインなんだけど結露がひどくて今じゃない感がすごかったので、ギガントの岩でギガント、ファルコを登った。
バルカンがダウングレードされて初段になったというのはビジュアルとホールドの悪さから信じがたかった。一体どうして。
順番待ちの最中も岩の向こう側からTyoの叫び声がこだましていた。
ギガント、ファルコは中間部までは共通。スタートから数手はしっかり固めて、核心は大きく開いたガストンからの足替えの部分だけどそこまで強度は高くなかった。ここまで共通でギガントは直上、ファルコは右のカンテに抜ける感じ。
混んでたので時間は食ったけどどちらも3、4トライで登れて、体感は2-3級くらいだった。涼しくなったらファルコダイレクトにトライしたい。
ちょっと下に移動して縦ダイクを触る。
初手のフリクションホールドが足替え時に滑りまくって話にならんやった。結構な勢いで打ちまくる2人を横目にヴィクターのランジに浮気。
夏はランジだ。
小雨が降ってきてるけど気にせずランジだ。
3級はリップ下のピンチを取ってからリップへ。右手がびちゃびちゃで抜けそうで怖かった。
1級は両手なるいホールドからリップに飛んでいたけど背中でいなすまで距離が出なくて難しすぎると動画を確認したらスタートをミスってた。正規は左手なるいホールド、右手カチからリップにダブルダイノで、雨で濡れたリップを乾かしたらいい感じに背中で締めれて止まった。
ふと下に目をやれば昼寝するふたり。
叩き起こして、対岸のストレンジデイズなんかを見に行ったけど高さとマントルの植生にビビって取りやめ。分岐岩の方まで足をのばしてテンペルタットルへ。
ムズかった。
ランジって苦手ムーブだっけと思うくらい何もさせてもらえんかった。
ランジマンTyoは何度も取り先を掴んでてシンプルに強かった。登れてなかったけど。スタムーブもあるとトポに記載があるから試してみたものの、右手のガスが効く位置まで足を上げれずに敗退してフィニった。
特に成果もないけど一年振りの麺屋しるしで大盛り食ってご満悦に帰宅。今年はVlog形式で記録を残そうかなって思ってみたり。どうせやらなくなるんだろうけど。
<成果>
小川山ジャンプ 3段 ×
ギガント 初段 ○
ファルコ 初段 ○
ヴィクターランジ 1級 ○
ヴィクターランジ 3級 ○
縦ダイク 初段 ×
テンペルタットル 初段 ×