Almost boring

いいかんじに三十路突入

【千石岩】初めまして千石岩

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今日は初めましてのN村さんとM下さんと滋賀の千石岩でクライミング

御在所で集合したが雨が止まず、レーダーで見たところ東は全滅してそうだったため西へ向かうことに。N村さんが経験のある千石岩へ移動。

 

今回はカメラを持って行かなかったので写真は頂き物。ありがとうございます。

 

 

滋賀県、千石岩へ

駐車場は皇子ヶ丘公園駐車場を利用。アプローチはそこから早尾神社方面に上がり、脇のハイキング道にそれて急登を上がっていくと15分ほどで千石岩に到着する。

千石岩の岩質は花崗岩で主な傾斜は70〜110度。一塊の岩塔だが各面が広く開拓されており、相当数のルートがある。ちなみにグレーディングは辛めの設定らしい。

到着すると数名の地元クライマーが取り付いていた。

 

概念把握のため色々な面を眺め歩くが、100岩場本にはトポの記載のないルートもかなり多く把握が難しい。特に優しいルートに関してはあまり載っていない印象を受けた。帰宅後に調べていると、岩場で思っていたルートと違うルートもあった。

地元クライマーの方々にあれこれ聞きながら取付く。

まずは裏側に回り込み優しいルートでアップ、ビレイの確認をすることにした。

 

初体験 5.5

OS。コメントなし。M下さんにビレイの確認をしていただいた。

 

初体験のすぐ右側に猪姉妹というルートがあり、N村さんがフィックスを張って取り付いていた。上部のフェース部分が少し難しいらしい。ロープを残置してTRで取付かせてもらうことにした。

 

猪姉妹(丸ちゃん) 5.8

このルートは上部フェース部分で小さなクラックとカンテを限定するか否かで異なるルートとなるらしい。限定した場合は『都ちゃん 5.10a』のルートとなる。限定を知らずに取り付いたためカンテもクラックもモリモリ使って登ってしまった。

1登目はカンテを使って体を上げたが最後の一手に届かず降りた。2登目はクラックを使い体を上げ細かいスタンスに立つことができ最後の一手(ガバ)を取れ無事にTOした。体感は5.9あたりだった。

 

アップも終わったためメインフェイスへ移動。

ここでは『かんちゃん』『バフフェイス下部』に取り付いた。

 

かんちゃん 5.6

OS。上部で少しスラビーになるが難しいところはない。

地元クライマーによると初心者を岩に慣れさせるために登るルートだそう。

2ピン目までプレクリップした状態で降りてM下さんはリードの練習。

 

バフフェイス下部 5.9

5.10aのバフフェイスに取り付いているつもりがあらぬ方向へと進んでいたよう。

地元クライマーからの助言で正規ルートを見てみると、上部がどう見てもリードで抜けれるルートではなかったので、そのままTRを掛けに行って懸垂で取り付きまで一旦降りた。懸垂は出だしから空中なので難儀した。ロープは40mでもギリギリ足りた。

バフフェイス下部は核心のフェースが1ピン目あたりの少し被ったフェースの乗り越しだと感じた。TR構築でかなり精神的に疲弊したようで、なかなか超えられない核心でもがくこともなくすぐに下りた。N村さんに見本を見せてもらった。簡単そうに超えていく。再チャレンジし核心を超えてから下りた。

 

ノーマルルート 5.7

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最後に簡単なルートを登って気持ちよく帰ろうということでボルダリングサイドという面に移動し、『ノーマルルート』に取り付いた。

適度にガバもあり、休めるスタンスもある長いルートなので気持ちよく登れた。上部のハングを避けた後〜最終ピン直下あたりがスタンスが少し小さいためここが核心となるのだろうか。OSだーと思ったがよく考えると少し休憩するときにヌンチャク掴んでしまったので残念ながらRPだった。終了点でセカンドをハンギングビレイしたがやっぱりまだ腰が慣れなく痛くなってしまう。M下さんはガッツ溢れる登攀でもがき続けていた。

 

 

全体的にグレードの高い岩場で自分はまだまだ町内会レベルだということを痛感した。

もっともっとフリーで強くなりたいと、沸々と湧き上がるモチベーションを心の隅で感じながら、夕陽を背に名古屋へと帰った。