【LEVI'S】LVC 501XX 1947モデル(47501) 履き下ろし

いつものアレです。
このブログの読者の99.9%が興味を持たないだろうアレです。
今回も新たな1本のデニムを下ろします。
LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 501XX 1947
今回はLVCから1947年モデルの登場です。
いわゆる、そのへんで売られているデニムの原型となったモデルです。
というのも、1900年代のデニムのムーブメントは501XXから始まった。
ワーク色の強かった1930年代までのモデルから、ファッションとしてのジーンズへとリモデルされ、それに伴いよりスマートでスリムな現代的なシルエットに変わっていった。
そんな最中、世界大戦が勃発し物資制限により一時は簡素化(S501XX)され販売を続けていたが、これはかなり不本意だったらしい。終戦により従来以上の製造環境が整備され、ついにジーンズとしての完成系に至った。
そういうことから1947年モデルは5ポケットジーンの完成系とも言われている。

前半は夜間に撮影したもので、室内の照明がアレで写真の色味もアレでなんかすみません。

付属品は普段通り。
ちなみに金額は年々値上がりして、現状は4万円弱。今回はブラックフライデーにあやかりつつ溜まりに溜まったポイントを消費し1万円ちょっとで購入。お得感がすごい。

ストラウス社長からのお手紙を読んでみましょう。
「501ジーンズを買ったみんなへ。世界大戦が終わって色々ゲットできるようになったよ。みんなの要望に応えて、これからの時代のためにいろいろ削ぎ落としたよ!戦争が終わって物資もあるからリベットもまた付けたし、ステッチも手書きしなくて済むようになったよ!今回はなんと二本縫いなんだ!機械になったからズレないしすごいでしょ。次の時代に突入さ。ジーンズを楽しんでね!リーバイスであることが幸運さ。」とのことです。
ディティール
以前に記事にしたような37モデルほど現代の501との違いはない。
というよりはこのモデルが大本なんだからそれはそう。

生地感は生機ではないので毛玉はなくツルッとした感じ。
リジッドの状態で12ozと軽め、水通し後は13〜14ozまで詰まるはず。
ステッチは単色で、サイドのステッチがかなり長めに入っているのが特徴的。


パッチは最後の皮パッチ。
バックポケットには隠しリベットが復活している。
タグはONE SIDEと呼ばれる片面ビッグE、乾燥機にかけるとすぐに丸まってしまうこいつ。今回は自然乾燥予定なのでまっすぐで残ることを期待したい。

リベットは打ち抜き。
太いベルトループまで再現されている。内側の盛り上げはないのでキシメンみたい。

股下の補強は閂なし。

フロントボタン刻印は復刻なので4桁のナンバリング、補強はV字ステッチ。
あとはボタンのステム部分が真鍮カラーだったが、これはヴィンテージでもそうなのか?(写真撮り忘れ)
特徴的なディテールとしてはこんなものか。
身長体重と適正サイズ
今回はジャストサイズで履くためにW30L34を選択。
174cm68kgウエスト71cmの筋肉質体型なのでかなり攻めたサイジング。
以下リジッド状態で着用。


見ての通りでレングスは多少の余裕があるとはいえ、腰回りはリジッド状態でもジャストサイズ。乾燥機に掛けようものならウエストも太腿も2度と通らないだろう。
47モデルは他のLVCに比べて0.5インチほど作りが小さいと聞いたことがあったが、その通りだと思う。
ファーストウォッシュ(リンス)
人によってはこのまま履いていくサイズ感だと思うが、裾が溜まるのも好きじゃないし、履き心地を優先したいので糊落としのリンスだけ実施。
最もフィジカルで
最もプリミティブで
そして最もフェティッシュな方法で
いかせていただきます。

ざっと60℃5分付け置き、脱水5分、しわ入れ着干し、室内乾燥で仕上げです。
浴槽にお湯を溜めるのがめんどくさいので今回は洗面所でお風呂に入れてあげました。
ものの数秒でお湯はインディゴ色に染まりを見せます。

水は4〜5分でかなりの濃さに。
糊の黄色い感じがしないのが気になるが..
すぐに引き上げ、軽く絞って家庭用ドラム式洗濯機で脱水5分。

脱水が終わると、明らかに一回り縮んであられもない姿に。
この段階でウエストを伸ばしておかないと後がやばいのですぐに着る。冬目前の寒さでタマが縮み上がる思いだけど、ここでひるんではいけません。
案の定でウエストは69cmくらいまで縮んでいたがパワーで解決。

このタイミングで屈伸運動やらストレッチなんやらして、ヒゲやハチノスの元になるシワを入れつつ着干しする。
8割方乾いたところで吊るして一晩放置して初回のリンスはフィニッシュです。
翌日に寸法の縮みを図りました。
洗濯によるサイズの変化

たかが数分のリンスでもしっかりと縮んだ。
許容範囲というか、これ以上縮んでたらかなり困ってた気がする。
どこかの古着屋のおっちゃんが「縮みを出すいちばんの要因は脱水やねん..」って言ってたような。それでも今後は乾燥機には突っ込まないほうが良さそう。
ちなみに、糊はかなり残っていたらしく翌日もギリギリ自立するくらいの硬さだったけど、2日間も履けばまったく気にならないくらいしなやかな生地になっていた。
リンス.. いいかも..
ここからは自室で眺める時間です。

ハイウエストのボックスシルエットから緩くテーパードしたストレート。
かっこいい..

濡れたまま着干しを入れたおかげでシワの入りはいい感じ。
バチバチのジャストなので下がりヒゲはつかなさそう。隙間のない印だな。

LVCの他モデルと違い、硫化インディゴでしっかり染めているらしくドスくろさが目立つ。2nd-washまでしているとはいえ1937モデルとは青の出方が全然違う。
着用画像


お分かりだろうか、このジャスト感..
今回47モデルをおろした理由のひとつに、メインで履き込んでいる37モデルの無骨な感じが綺麗にまとめたい時にどうしても邪魔になってしまうことがある。
「そこをカバーできるストレートが欲しい、どうせなら育てたい」という意味合いが大きかったのでシルエット的に大満足。かなりかっこいい。RRLのスリムストレートに似ている気がする。
履き込み方針
1937とは正反対なメリハリのある色落ちに仕上げたい。
少なくとも9ヶ月、できれば1年弱、来年の夏終わりまで履き込む。
来年のこの時期になったら沖縄にでもいってシーウォッシュを行う所存。
