【旅行記】冬直前の北海道(後編)
1日目はこちら
2日目
冷え込む予報ではあったけど、当たり前の様に使われている二重ガラスのおかげでぽかぽか就眠。7時に起床して二度寝。

雪がちらつく予報ではあったが、八割方の晴天。
日中は1〜3℃の予報であったのでタイツまで着込んで10時前にホテルを出発。
美瑛・富良野方面へドライブ
ぼちぼち用意をして10時前にホテルを出発。

ルートはいくつかあるが、僕の使った桂沢湖を経由する峠越えルートは標高が上がると凍結している場所が多かったので、二度寝で出発時間を遅らせたのは結果的に正解だったかも。
前日晩に居酒屋のネーチャンから忠告されたのに、地理的な概念を理解していなくて気づいた時には峠に入り込んでたって感じ。反省。
峠を越えて富良野に入ると雄大な大雪山系を望みながらの気持ち良いドライブだった。
2時間ちょっとで美瑛の青い池に到着。
大して青くない池に
現着、予報通りの気温0℃

駐車場から土手に上がればすぐに池が見えてくる。
「いやいや!こんなもんやないって!前に来た時はどんだけバスクリンいれたんやって色してたって!ほんまに!」と、すれ違うカップルの会話が聞こえてきた。
とても嫌な予感..

バキバキに凍ってました。
そりゃそうだよね。0℃だもん。

一部、溶けてる場所からは本来の色がチラ見えしてました。
まあ、これはこれで良い。


大学生グループと写真を撮り合って、空気よりは冷たくないアイスクリーム食べて退散。
りんご味で思ったよりもおいしかった。
旭川旭山動物園で行動展示に夢中
次なる目的地は旭川市。
ずんずん北上している最中にスコール的な雪が降ってきた。

現地につくとがっつり曇天で気温2℃の実際以上に寒さを感じる。
旭川動物園は行動展示という形式で動物たちの生態をより野生に近い状態でみれるらしい。
動物本来の行動や能力を最もよく知る飼育員たちが、動物たちが快適に過ごせる場所をとの思いで設計した施設や工夫した展示は、「行動展示」として全国や世界に知られるようになりました。さらに、野生動物の住む自然を再現する「共生展示」に取り組むなど、常に新たな挑戦を行っています。(公式HPより)

きりんさん。

カバさん。
潜る時に耳が下がって、体をグルンと回すのがかわいかった。
引くくらい間近で見て、体のデカさにさらに引いた。
まるで勝ち目がない。


流石に寒いのか、屋外のお猿軍団はヒーターの近くで縮こまっていた。

北海道といえばのヒグマ。
高山の熊牧場なんかで見た本州のクマたちは「あれ?キミ本当にクマ?」って見た目をしていたし、人々の餌付けに学習しすぎて無限に芸をするしで、コレジャナイ感があったけど、本場のヒグマは風格が違う。

大型の鳥獣エリアに夢中になっていると..

オオワシが近くに寄ってきて、何度もポージングをしてくれた。
素直にキュンです。

冬季で閉館が早かったので猛獣館を足早にまわる。

オスのライオンやトラなんてずっと寝てるイメージだったけれど、しっかり動きまわって、他の動物にも積極的にアクションしに行ってた。
これが行動展示のなせる技なのか..

15時半でこの暗さ。
夕方以降は降雪予報が出ているので、まだ明るいうちに札幌へと帰る。
雪とハプニングと
往路と違い、帰りは道央自動車をひた走るのみなので雪さえ降らなきゃ問題ない。
空は快晴、路面温度も問題なし。
耐え難い眠気でサエに運転を変わってもらった。夢現でいると、走行中に我々の車を追い抜かそうとしたのか、トラックがフラついてきてそのまま軽く接触。
助手席の僕も衝撃で飛び起きて、路肩に避難したけど相手は走り去ってしまった。
すぐ前のPAで警察に届を出し、各方に連絡入れて..と、てんやわんや。
サイドのバンパーに凹みができた程度で走行に問題がないのと2人とも無傷であったのが不幸中の幸い。

そんなトラブルもあり、ホテルに戻れたのは7時ごろ。
ちょうど戻ってくるタイミングで雪が本降りになって、雪の降る街の美しさに心奪われた。まあ実際は積もる前にギリギリセーフって感情が優っていたけど。

にしても、気温の低さも相まってイルミネーションと雪のコラボが美しい。
でもこれは動画じゃないと伝わらないな..
(文末にVLOG載せておきます)
クリスマスマーケット
今回の旅におけるサエの目的は、
蟹.. ウニ.. 蟹.. 蟹.. 旭山動物園.. で最後にクリスマスマーケット。
ドイツ、ミュンヘン式のそれがちょうどこの日から開催されていた。

とはいえ雪は本降り。
誰もが肩に雪を積もらせながら歩く。

バイエルンソーセージ、サワースタウト、フレンチフライ、メンチカツ.. とたくさん食べて呑んで、心も体も温まったので帰りはゆっくりと歩くことに。

大通公園沿いにはイルミネーションが立ち並ぶ。
戻りしなに、有名店のホルモン屋で一杯だけ.. と思い、ふらっと立ち寄ったもののクリスマスマーケットですでに腹の容量がパンクしていたらしく、グロッキーになりながらホテルへ退散。

そのままベッドで寝落ちしてフィニ。
夜半に目覚めた時には一面真っ白の世界に。
3日目
7時に起きてぐるぐる街中観光するぞ、という意気込み虚しくこの日も二度寝。
13時にはレンタカーを返却して空港に向かわなきゃいけないのに起床は10時半という酷いザマ。
道路の雪は溶けていて、運転は問題なさそうな雰囲気。

もちろん観光する時間など微塵もないので、15分間だけ寄り道して空港へ向かう。
ガッカリで有名な時計台
未だかつて、ランドマーク的な観光地でこれほどまでに短い滞在時間があっただろうか。

いや、ない。

中には入ってないので何もわかっていないけど、札幌に来たぞ..!という気分をひとしきり味わいました。

いきなり気温が下がったからか、紅葉樹が残っていたりして乙な気分でした。
レンタカーを返却して、事故処理して空港へ。借りる際に一番高い保証を急遽付け加えたので持ち出しはなかった。
エビそばを丸呑みして帰路へ
空港に着くや否やチェックイン開始の時刻。
駆け足でお土産を大量に買い込んでラーメン道場へ。

これを食べないと帰れない。

懸念してた天候も安定していて定刻通りに北海道を脱出。
16時前ですでに夕方かって景色で離陸したけど..

雲の上は透き通るような極色彩が広がっていた。
光量が十分に撮れるパンフォーカスだと一眼の出番はないな..


復路も眼下の景色を堪能。
というより、席が狭すぎて姿勢を崩せないので全く休まらなかった。

とはいえ1時間半弱のあっという間のフライトなので..
セントレアに降り立っての暖かさに驚くミーハームーブかましてプチ旅行はフィニッシュです。
どうせ寒いところ行くなら端っこまで行こうと、酔った勢いで2週間前に何となく北海道行きを決めた。
衝動的でほとんどがノープランな旅であったけど、結論から言えば雪道となって自力移動の難しくなるシーズン前に滑り込んでよかった。次は夏に行って少しだけ山の景色を見たい。
VLOG
最後に一応貼っておきます。
夜の景色なんかはぜひ動画で、最高画質で見てほしい。
