【旅行記】冬直前の北海道(前編)

本格的な冬シーズンの前に北海道へ
数少ない連休。
というか普通に仕事をしていると2連休は1年間に数回しかないし、3連休なんて努力しないと一度も出現しない。
今回はそんな連休がポッと出てきて、当初はキャンプにでも行こうかと思っていたけれど、サエがあんまり乗り気じゃないし、喜びそうな北海道に行き先を決めた。
熱心にクライミングをしていると、旅行が岩とセットになってしまう。その前は登山が目的の旅行ばかりだったし、ピュアに観光を楽しむ旅行なんてのはいつぶりか忘れてしまった。
ほとんど写真ブログ

写真はiPhoneとAPS-C+パンケーキ24mm単焦点の一本勝負。
スナップ的に機動力を上げたくて&ガシガシ使える価格でこの組み合わせだけど、結論からすれば旅行はもうこれだけでいいかもしれない。ほとんどボディの重みしか感じないので、とにかく身軽。次からズームレンズを持っていこう!という気にはなれなさそう。
そんな旅中で適当に撮っていったものを垂れ流していく。
1日目

4時半に起床し、6時に空港へ。
3日間の初日にして最も重要なイベント「飛行機に乗り遅れない」ためにまだまだ暗いうちから出発する。
今回はピーチのMM461便で新千歳へと飛ぶ。
ANAマイルでタダ乗りといきたいところだったけど、3日間をフルで使える時間帯の便がなかった。で、初めてのピーチで格安航空券なので窮屈なシートを覚悟していたけれど、非常口周辺のシートで、座席下に荷物を置けない代わりに足元はかなりの広さで快適だった。

フライト時間自体は1時間半なので、体感的には一瞬で到着。
到着時は曇り、気温は4℃程度。耳を冷やす冷気にテンションが上がる。
空港すぐのレンタカー店で四駆をピックして、スタバでいつもの朝食セットを買い込んで最初の目的地へ。
余市蒸溜所、ニッカミュージアム
お茶よりも飲んでいるウイスキーの何にそんなに惹かれるのか知りたくてここにきた。
とは言えゴリゴリのバーボン党なのでジャパニーズウイスキーといえば有名どころ(山崎、余市、竹鶴、白州、知多etx..)を各一本ずつ自宅にストックしてちびちび飲んでいる程度。
余市や竹鶴にそこまでの思い入れはないけれど、歴史や製法を知ることでおいしさがグッと引き立ち、文字通り「味の深みが増した」気がした。いわずもがな帰るころには、余市を好んで飲むレベルまで好きになっていた。
人間そんなもんなんのです。

そんなこんなで到着。
新千歳空港からは1時間半程度。
蒸留所は2人同時に入れる枠がなく、外から眺めるのみにしてミュージアムへ。
ダンディなオジや雰囲気のある妙齢カップル、何もわかってなさそうなヤンキー、大量の中国人観光客でそれなりに賑わっていた。

入り口をくぐると..

ブレンダーのウイスキー紹介ビデオでお出迎え。
外からは想像できないほどの奥行きで空間が広がっている。


入り口には新樽、旧樽でそれぞれ熟成させた経年サンプルが並べられている。
次の空間へと進むと大きく四つにスペースが分かれており、余市・竹鶴・ニッカ・フロムバレルの開発秘話や歴史、蒸留行程などが模型付きでブースに展示されている。


みるべくはやっぱり余市ブース。
日本に本物のスコッチウイスキーを広めたいという熱い思いで向き合った過程までもを見て感じることができる。
当時、大量の石炭を用いて直火で蒸留するポットスチル製法を日本に持ち込み、余市を誕生させている。豊穣で冷涼な土地柄と石炭文化の発展していた余市市が、スコットランドの風土を思い出させたらしい。

石炭での直火ということでモルトを燻す底板の温度は1200℃を超えることもある。そのため焦げ付かない様に職人が手作業で火力を調整したり、底板で板を回し対処しているらしい。高音で蒸された蒸気がアームラインを通るのにも、ゆっくりと進む様に角度を調整しているために、長時間かけて蒸留を行うことになり複雑な味わいが組み込まれるという。
これに対して、宮城峡のスチルポットとの対比がとてもわかりやすかった。

この石炭直火焚き蒸留法というのは、今となっては、余市蒸留所だけが世界で唯一行っている製法となったらしい。

竹鶴のブース。
余市蒸留所を代表するピュアモルトを作るという企画の元に出来上がった竹鶴だが、ブレンダー本人に対しては製品化される直前まで、創業者の竹鶴の名が冠されるウイスキーとは伝えられていなかったらしい。

ここからはグレーンウイスキー、ニッカやフロムザバレルのブース。
ブラックニッカは好まないが、地元であり普段から飲んでいる愛してやまない知多もグレーン。ちなみにこの記事を書くまで、知多はピュアモルトだと思い込んでいた。

グレーンウイスキーであるため、モルトである余市や竹鶴とは全く異なるカフェスチル(カフェ式連続式蒸留法)となる。これがその模型。
端的に言えば、棚のように何段にも仕切られ、ひとつの階層を通るごとにアルコールが分離される。非常に雑な言い方をすればポットスチルが何段も重ねられている様なもの。

ニッカオジサンの変遷。
正式にはキングオブブレンダーズという名称があるらしい。
ブースの回覧が終わり、奥へと進むとティスティングバーがある。

ドライバーなので飲めないが、提供されている蒸留所限定銘柄はディストラリーショップで購入できるので帰り際に買い込んだ。
でも、やっぱりこういう雰囲気でウンウン唸りながら飲み比べるのが何倍も美味しいのよねえ..

ニッカ創業期からのボトルが並ぶ廊下を進むと、竹鶴氏の半生が、思い出の品と共に展示されている。


そもそも、ニッカウイスキーというネーミングは、蒸留所操業直後、初のウイスキーを樽に寝かせ、世に出すまでの繋ぎとして売られたリンゴジュースから来ている。(日果)
ディストラリーショップでしこたま買い込んで退散。
小樽、三角市場でカニを一杯買い
海沿いをドライブしながら小樽市に移動。

駅のすぐ横に位置する三角市場へ。

外観からは予測ができないほど、中はびっしりと店が詰まっている。
海鮮丼や蟹、貝類などその場で食べられるような食堂が何軒もあるが、どこもかしこも60分以上の待ち..

諦めて帰ろうとしたところに、丸味屋のおばちゃんが店に入れてくれた。



今年は蟹の入りが良好らしい。
名古屋や東京ではいくらになるか分からないタラバを丸ごとオーダー。

半分は茹で、半分は焼きで。
茹での方がまろやかさが際立って美味しかったな。

中で長蛇の列となっている店舗のメニューからも頼ませてもらえて、店まで持ってきてくれた。全く並んでないので申し訳なさが3パーセントくらい。おいしくてすぐに忘れた。

丸味屋のおばちゃんたち、マジであざした。
来年もきます。
札幌で豊平館へ
そこからは札幌へ戻り中島公園は豊平館へ。1日目にして動きまくっている。


貴賓に対するホテルとして建造されて、明治時代に使われていたらしい。
現在の位置には1950年代に移転され、国の重要文化財として指定されている。

建築様式はアメリカ式だったり、バルコニーはヨーロッパ式だったり、日本の伝統工芸品をふんだんに使っていたり、和洋折衷なんでもござれのごちゃ混ぜ感がすごい。
当時は完全な西洋式ホテルは日本に存在しなかったらしい。明治政府が貴賓を出迎えるに当たって、それなりの権威を示そうと躍起になっていたんだろうな。

カーテンは西陣織の唐草模様。

レッドカーペットの留め具が価値のある機構らしい。
(忘れた..)


1階には簡便なカフェスペースもある。

ウルトラマリンブルー(すごい名前やな)が美しい。
日も暮れたので札幌プリンスにチェックイン。

プラチナステータスでメンバーレートの割引価格で泊まれるので選んだけど、立地としてはすすきの中心街から徒歩15分程度離れた場所に位置するので不便かなと思ったけど、結局タクシー使うし、静かで良い環境だったかも。
サービスや設備はプリンスのクオリティなので十分に満足。
狸小路の夜
荷物を置いて、少し休んですすきのへ。

狙ってた雑貨屋でのDIGで成功を収め、満面の笑みでジンギスカンと海鮮をハシゴ。
胃の容量の限界を感じながらホテルに戻り気絶する様に就寝して初日フィニ。
2日目へ続く。