今週末は夏日の予報だし、タイミング的に指皮のレストに4、5日は空けようと思っていたところ。
にしても来週の天気予報がどうにも悪く、平日ナイトに突っ込めそうにない。後半の崩れが遅れれば週末も登れないので悩んだ結果、明るくなる前からフクベにカチ込むことにした。
で、6時前に記帳所着。麓の気温系は13度だし、空気は湿ってて全然寒くない。少しだけ風が吹いてたのが救いだけど。気休め程度。
ルーチンの有酸素でアップしてストレッチ。
すずめばちの岩へ。
湿度は高いけど、気温はそれなり。
パート確認して、日が登り切る前につなげたかったけど、どのホールドも保持感があまり良くない。カチはぬるぬるする。やっぱり皮戻すためにちゃんと休むべきやったか..と少し凹んだ。
何度かやっていると作ったムーブを再現できるようにはなってきたけど、一手ごとにチョークが吸われるのでダメ元。
で、8時ごろから繋げ1発目。
右手カチ取りまではスムーズにできた。足切って、右足を置き直して左手ピンチへの寄せで落ちた。「まあ、感触は悪くないな」と思いながら指を見たらもう裂けてた。
もうびっくり。びっくりしすぎてイラつき通り越して笑えてきた。わざわざ未明に出発して早朝アタック仕掛けたのに繋ぎ1発目で指裂けるってなに?前世でどれほど悪行を積んだらこんな仕打ち受けんの?
仕方なしにテーピングして、福岡の遠征組(めちゃ強)の方々も合流してセッションに移行したけど、リップ取りまで出れても止まらず。
どのパートでも左手は中指〜小指を主体に持つので、テープでガチガチに固定されると、保持感がぼやけて動きが悪くなる。気温が上がってきて、皮が保水してブヨブヨに。テーピングの上からさらに抉られて派手に穴が開いて繋げトライおわり。儚い。
この1ヶ月、オーバーユースで慢性炎症になっていたのか。でも、自宅に着く頃には1mmないくらいの元の厚さに戻っていたから気温が一番の原因かな。表面的にアルコールで水分飛ばしてはトライしていたけど、真皮から滲出してくる水分はどうにもならない。他にも水膨れみたいに剥がれかけてた部分もあるし。
20℃近い時期のクライミングで脆弱部にエッジかかる系は避けるしかないか..
その後はシンバルを見に行って、トライしている福井の方に少しだけ触らせてもらったけど、陽当たり良すぎてカチが全く持てず数分で移動。日向は暑すぎるので登る気力もなくなって、日陰で駄弁りつつ時間を潰した。日陰でも20℃あったんだけど、11月って初夏だっけ。
荷物をまとめて尻尾巻いて帰ろうとトボトボ歩いていたら、枕岩でkojiharuさんやmalさんに会った。外岩に行き始めた頃によく遊んでもらって以来だから1年半ぶりくらいか。何となくやる気が出てきたのでサンシャインパワーのムーブ練をひたすらにやった。どうせしばらく外には行けないし、この際皮がどうなっても関係ない。
Day3になるからか、ぴっころに渡るところまではこなれてきて、少しずつ無駄が省けてきた気がする。実質的な核心は、ぴっころのスタートを取ってから、右手をポケットに寄せるパートと、右トゥでのガバポケマッチになりそう。
いいシーズンになったら来るたびに数回ずつ繋げトライして、気負わずにいつか登れたらいいやくらいのスタンスで臨むお気持ち。
ぴっころのどのパートもこなせんくらいヨレて、最後にキリよく終わりたくて隣のUFOのナメック星人というマントル課題に。限定が多く敬遠していたけど、要はスタートとすぐ左上のポケット、左の粒だけ使ってマントル返せってことらしい。右手は返せるけど左手がなかなか返せず、既登のmalさんにコツを教わりに行ったら「頑張るだけだヨ」って言われて、頑張ったら登れた。マントルの初段にしては易しめだと思う。
荷物を片しながらハッパマシンガンのコンディションはまだまだだったという情報をもらってフィニ。今シーズンのティックリスト最上位はハッパなんだから、寒くなるまですずめばちを寝かしておくのもひとつか..
でもそんなに器用じゃないんだよなあ、僕は。