Almost boring

いいかんじに三十路突入

【瑞浪】割れ目を見たらとりあえずジャムれ

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ハッピィクラック 5.10a を登るHさん

 前夜にAさんからお誘いいただき、昼までの短い時間だったが、瑞浪でのクライミングに参加してきた。Aさんの他に、京都から遥々来られたというHさんと僕の3人。こんなメンツに僕のようなペーペーが混ざっていいのかと前夜は恐縮が止まらなかったが朝起きたら止まっていたので瑞浪へと車を走らせた。

 

この日触った課題はいつも核心の粒に乗れないロンパー、ハッピィクラックと新人クラックの3本。ロンパーはそもそも今までのルート取りが誤っていたらしい。どちらにしろ核心ツブのスラブに乗り込むのが難しい。体重をしっかり移動する。体を上げる時にビビって片足に残すと体が上がらないので、右足を信頼してしっかり体重を乗せて、腰を岩に近付けた上で両手のカチで粘りながら、左足をボルト下のホールドにねじ込む。Hさんは、スラブの体重移動のコツは『サザエさんのタマだよ』とおっしゃっていた。おれは次からタマになるぞ。

 

クラックに関しては今まで僕がジャミングだと思っていたものはジャミングじゃなかったっぽい。割れ目に手を突っ込んでウニウニしてただけだった。丁寧に教えて貰いトライ。フィストはバチ効きするのにハンドが全然ダメ。どうしても指の腹を使おうとして膨らみが消え、抜ける。クラックの内部を観察して細くなっているところを見極めることも大切。肝心のハンドジャムは、手掌を縮めて母指球筋を膨らませるというよりは、手指伸展位のまま母指を尺側に折り曲げる方が感覚が良くて、本当に最後の最後で一瞬だけ完全に決まって少しニヤけた。まあ地面から1mも上がれてねーけど。

基礎知識をつけていただいたので一人でも練習しにいけるようになった。お二人には感謝しかありません。

 

 

ジャミングが上手くなるには、今までにどんだけ割れ目に突っ込んだかの経験がモノを言うらしい。日常生活の中でも割れ目を見つけたらとりあえず挟むんだって。

 

と言うわけで、週末の夜なので街に割れ目を探しに行ってきます。