Almost boring

いいかんじに三十路突入

【伊木山】キューピー

f:id:gaktraverse:20190519154329j:plain



昨日は大学の第1回目の卒業試験だった。

その後19時から東海山岳学生連盟の総会に顔を出した。委員の方々は本当にお疲れ様でした。僕のような大学山岳部に属さないフリーの人間にとって、各大学の活動内容のプレゼンなど色々知る事が出来て新鮮だった。夏のゴザフェスも楽しみに待ちたい。

しこたまビールも飲ませてもらって22時ごろ退散。大学駅に戻ってきてから試験の打ち上げに途中から参加して大酒煽って朝方に就寝。

というわけで本日は12時集合で岩トレ予定でゲンと待ち合わせていたが寝坊してしまった。12時半ごろゲンをピックアップし伊木山へ。

 

f:id:gaktraverse:20190519154423j:plain

キューピー岩 トポ図

まずはゲンのリードからの支点構築、セカンドビレイの確認のためQP岩へ。取り付きでお互い手順を確認した。

 

・1P目 四手辛夷シデコブシ) 5.8 25m

ゲンがリードで。QP岩は脆い岩壁で落石が多いので一手一手を確認しながら登っていく。ゲンはテンションをかける事なくトップアウトした。ビレイオーケーのコールの後、セカンドで登っていく。下から見ると相当易しく見えたが傾斜が弱くともスラビーで少しいやらしく感じた。核心は終了点直下だろうか。

 

・2P目 百日紅サルスベリ) 5.8 27m

ツルベでそのまま自分がリードする。1ピン目はテラスから出て岩に覆いかぶさるように反対へ乗っ越しながら体をあげるのだが、そこで落ちたら取り付きまで落ちるためマズいことになる。岩が脆いため1ピン目だけプレクリップした。動くようには到底思えないだろう大きなフレークまで動くので思わず苦笑いをした。難しいところは特になくトップアウトした。左側にツルツルスラブなイレブンルートを見ながら登っていく。僕がこれを完登する日を夢見・・・ることもなく終了点へ。

 

その後懸垂を二回繋いで取り付きまで。

メイン岩壁の伊木岩も人が疎らになってきたためそちらに移動。

伊木岩では前回訪れた際に登ったクラック登り(5.9)をリードで登ることが目標とした。

traverse.hatenablog.com

 

結果からいうと惨敗。僕は、何とか2ピン目まではクリップするもテラス直下の核心部を超えられずにパンプして一旦降りた。その後2ピン目までの疑似トップロープ状態でゲンに交代した。数回テンションをかけるが何とかテラスまで上がり3ピン目をクリップ。僕の場合はテラス直下が核心でその後はガバガバだと感じたがどうやらゲンは違うようで、彼の核心はテラス直上のようであった。リードではそこを超えられないということでロワーダウンし、終了点に回り込み懸垂で残置を回収し練習終了とした。

f:id:gaktraverse:20190519154325j:plain

テラス直下 核心部

 

トップロープだと足がバチ効きしてなくとも腕だけでエイヤッ!でクリアできる箇所も、リードだとシビアになってしまい次の一歩が出ない。ランナウトしている状態では自分の身体が上がる分の2倍だけ墜落距離が伸びる。それをヒシヒシと感じながら攀じた。この感覚はリードクライミングをする上では疎かにしてはいけないと感じた。プロテクションやロープがあるから落ちても良いという認識ではなく、落ちない前提だが最悪の場合を想定しているという認識でやっていきたい。TR・セカンドで登れるグレードから2段階落としたグレードをリードの基準にするように自分の中で決めた。