今日は岐阜県の伊木山のキューピー岩(以下QP岩)クライミングへ。
メンバーは愛知学院大学山岳部のゲンとトシヤと僕の3人。
犬山駅で9時ごろ二人をピックアップし10分ほどで岩場に到着。伊木岩を覗いてみると先客が大勢いて何本もロープが垂れていたので午前は裏QPでマルチピッチのトレーニングをすることにした。
駐車場の目の前が1ピッチ目の取り付き。初の岩場でグレーディングの基準を認識してなかっため1ピッチずつこまめに切っていった。実際は(裏QPは)かなり甘めのグレーディングであった。
1P目はキャタピラB(5.9 18m)
感想なし。
2P目はこしかけ(5.9 12m)
名前の通り1人座れるほどの小さなテラスが途中にあるがツルツルの逆層で砂が載っていていやらしかった。ザックを背負っていては乗り越せないため空身でリトライした。よく観察するとテラスの左側にチッピングされたような割れ目があり指2本の爪先だけ入るのでそれを利用した。以後はガバガバホールドが続き楽だった。
3P目は麦そよぐ(5.8 10m)
見た感じホールドが乏しいように見えたのでTRでトライ。実際は親指の爪ほどのホールドが多く全員ノーテンでクリア。
コンパクトにまとまっておりマルチピッチの練習には最適だった。
懸垂も交えて取り付きまで戻り、伊木岩へ移動。駐車場から用水路沿いにすぐだが岩場とフェンスとの隙間が狭くデブな自分にとってはアプローチ核心になりかけた。。
昼飯休憩後、支点を作りに歩いて上がったが本来の終了点を他ルートのパーティが使用していたので他のハンガーから作った。ロープが擦れないようにセットするのに難儀した。セット後は懸垂で降りた。
伊木岩で最もグレードの低いクラック登り(5.9 18m)を今日の目標に設定し、3人全員登れるまで帰れテン!を決行した。
トシヤ→ゲン→僕の順で登ったが、あっさりTOしてしまった2人のおかげでプレッシャーがマッハだった。手汗ヌルヌルマンと化しながらも何とかノーテンで完登。
盛り上がりに欠ける帰れまテン企画でした。
もちろん2本目は余裕でテンションいただきましたw
2番手ゲン。スルスルと綺麗にあがっていく。
3番手は僕。
クラック沿いにトラバースした後のテラス直下が核心でその部分だけは5.9あると思うけど、他の部分は5.7くらいな体感だった。
2人共年下なので『シュウさん、シュウさん』と呼んでくれて先輩風吹かせまくったけど登攀力は僕が一番ザコで普通にワロタ。
細身で軽やかに登っていく2人を見てデブは減量を決意した暖かな春の1日なのでした... (完)