Almost boring

いいかんじに三十路突入

【北アルプス】まっしろ、白馬岳

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週末は栂池からお金の力で高度を稼ぎ白馬へ。

7時前に栂池高原駅着、ゴンドライブと栂池ロープウェイを乗り継いで登山口へ。

白馬岳ピークハント 22.3km

7/30

栂池山荘(8:20)〜天狗原(9:15-9:30)〜白馬大池(10:55-11:10)〜船越ノ頭(12:00)〜小蓮華山(12:45-13:00)〜白馬岳(14:50)〜白馬岳頂上宿舎(15:25)(幕営)

7/31

白馬頂上宿舎(6:25)〜白馬岳(6:55)〜船越ノ頭(8:56)〜白馬大池(9:30-10:5)〜天狗原(11:10-11:25)〜栂池山荘(12:10)

 

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初日はそこそこ晴れる予報だったけど、ゴンドラに載っているときから降るわ降るわ。

登山口あたりで何とか小雨になったのでレインは脱いだ。相方まるが天気予報に対してブツブツ文句を垂れているのを横目にスタート。

 

今回の写真は、何とかガスが取れた瞬間に撮ったものばかりで、基本的に視界は虚無を感じるほどの白さだった。


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ぬかるんだ登山道を1時間ほど登ると天狗原という湿原に出る。

木道がよろしい感じ。ここで一本。


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木道をガンガン進むと沢のゴーロ帯を直登して乗鞍岳の稜線に乗る。


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天狗原を振り返るとこんな感じ。

奥の方から歩いてきた。左側に伸びる木道は風吹岳方面へと繋がっている。


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天狗原から見えていた雪渓の通過がある。

よく踏まれていて階段状になっているので問題ない。


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やがて大きなケルンが見えてきて、そこが乗鞍岳の三角点。同じ乗鞍でもどこぞの3000m峰とは大きな差がある。晴れているとバックに白馬主稜線が鎮座していて眺めがよい。今はただのビンビンのケルンにしか見えない。


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歩きづらいゴーロ帯を進むと、ガスが抜けて白馬大池が突然現れる。

右側のほとりをテクテク歩いて山荘まで。ここで一本取る。まあまあ風も吹いてきて雲行きがかなり怪しい。テントは3,4張程度しか張られていない。


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主稜線に上がる雷鳥坂で雷鳥のつがいに遭遇。この天気じゃそりゃ居るよな。


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船越ノ頭、小蓮華山を経て、視界数10mの虚無の中ただひたすら進む。


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ただ寒い。風がそこまで強く吹いていなかったのが救いだった。

山頂付近もご覧のあり様で、この後もガスが晴れることはなく...


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白馬山荘の売店は大勢のハイカーで賑わっており、ここは居酒屋か?ってくらい繁盛していた。

酒盛りする人々を横目に頂上宿舎までとぼとぼ下りていく。

ふたつの山小屋の間には、白馬山小屋合戦なんて言われているバチバチな時期があったよう。

ja.wikipedia.org


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頂上宿舎は白馬山荘に比べ質素で武骨な雰囲気。

この天候なので、利用者もおそらくテント場を使う者たちのみだろう。

コロナの影響で売店での酒類販売は無し。(白馬山荘では普通に売っていたが..)

 

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テント場自体が風の通り道で、その上この天候でテントがひしゃげるほど風が強かった。深夜は暴風雨でテントの側壁に顔を押されて何度も目が覚めてしまった。

 

翌朝は雨風が緩まるの待ち、6時頃撤収開始。

テントは飛ばされずに済んだが、撤収時は6本張ったガイラインのうち2本が切れていた。山頂付近は横殴りの暴風で体が斜めになりながら進む。冬の稜線並みの突風がたびたび吹いて肝を冷やした。


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船越ノ頭に戻ってくる頃には天候も回復してきたけど、最後まで白馬主峰の姿を見ることはできなかった。


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この景色が見られただけでも良し。

まあ、たまにはこんな登山も悪くない。

のんびり歩いて12時ごろに下山して、栂池高原駅の温泉はいって、たらふくハンバーガーを頬張って名古屋へと帰った。