先週の宝剣岳での事故から一週間。
他メンバーのように捻挫や打撲といった器質的な怪我はなかったが、心が晴れず挑戦的なルートに行く気にはなれず。ならばロープウェイでチートしてお散歩にでも行くかと5時半名古屋発で新穂高を目指した。この時期の東海北陸自動車道一宮〜高鷲IC間はゲレンデに向かう客が多くひどく混雑していた。中央道松本経由の方が50km以上距離は伸びてしまうが、深夜ならこちらのが早いかもしれない。松ノ木峠PA付近から吹雪始め、中部縦貫自動車道を走る頃にはホワイトアウトで50km/h以下で走る車が多くなった。雪道を走り慣れていなさそうな関西ナンバー勢に対して、痺れを切らせたトラックたちがぐいぐい追い越しをかけていったのでそれに便乗してなんとか速度を維持。でもやっぱりバーンは怖いわ。神経張ったわ〜。間違いなく本日の核心は新穂高までの道だったでござる。
結局3時間ほど掛かり、8時半過ぎに新穂高登山者用無料駐車場に到着し急いで着替えてロープェイに滑り込み。3便目くらいの臨時便で雲の上へ。
上もしっかりホワイトアウトしてる〜w
ヤマテンさ〜んw
コンディションとして、山上駅の地点で気温がマイナス13度。稜線で出てからはマイナス13〜15度、風速10〜15mだった。今回は停滞するような箇所はないのでオーバーヒートしないようレイヤリングした。
上半身は、樹林帯でftスキンメッシュ+ft厳冬期用ベースレイヤー+Marmotドライクライムで、下半身はOUTWETタイツ+メーカー不明冬パンツ。稜線に出てから上下シェルを重ねた。下半身の雑さがものすごい。自分に良いパンツを買ってあげたいけど、どうせ破くしアークテリリリリリクスの高級品とか買えない。高すぎて震えるわ。
9時52分スタート。今回も相変わらず樹林帯は股ビチャマンだった。
どこにいっても股ビチャマン。アークテリリリリリクス着ても股ビチャマンになったら虚無感半端じゃないでしょ。財布にも心にも計り知れないダメージを負うことになるんだよ。なので買いません(お金ない)
11時ごろ西穂山荘着、ハードを重ね、行動食を突っ込み先を急ぐ。
久々の高山歩きだからか、息苦しさがすごい。
息を整えながらゆっくりと歩いていく。お散歩なので。
12時30独標着。少し休憩する。
本日ロープウェイで上がってきた登山者は皆が独標で引き返していったので、ここからは孤独な山歩きが楽しめた。13時半のタイムリミットを定めて、主峰を目指す。4峰で引き返すまですれ違いも無し。
尾根は幅があるし、雪庇も大きくない。雪庇のど真ん中を歩いているおばかさんのトレースを見つけて震えた。わざとですよね?そういうプレイですよね?
4峰登りでタイムリミット。おとなしく引き返した。
丸山を越すくらいには、冬のアルプスらしい景色が見えたが、雪少ないなあ。
14時40分に山荘に戻ってきて、一服してコーラを飲んで下山。
チャイナ200%な山上駅に到着。最終便に間に合えばいいつもりで下ったが15時半の便に間に合った。ほぼほぼ観光客しか乗っていないゴンドラに駆け込み乗車し、珍しいモノでも眺めるような視線をヒシヒシと感じるプレイを終えて駐車場着。本日のお散歩終了です。
渋滞を危惧して直帰したが、郡上IC〜美並IC間の渋滞回避のため、下道に降りたらそこでまた渋滞に引っかかり、帰りは4時間以上かかってしまった。
まあ、でもいいお散歩でした。