土曜は飛騨山岳会の強い山屋さんに誘われて久しぶりの定光寺へ。
フリーの方はあまりやらないのでTRオンリーでお願いしますとのことだったのでTRゲレンデの定光寺はちょうど良いと思ったが、やっぱり泥が乗ってるスタンスが多くて厳しかった。
1本目は大ハングの下部(5.10c)から凹角(5.9/5.10a)の上部に繋げるルート。
2本目はバッカス(5.7)、僕は休憩。
3本目でセブンイレブン(5.10c)にトライしたが、縦ホールドを掴んでの左へ大きく体をズラすムーブができずこれは宿題となった。
最後はかれはハング(5.12b)の離陸が面白そうでお互い思い思いのボルダームーブを試して終わった。
翌日曜はニワっちと瑞浪へ。彼がアップと言いつつエースを狙え(5.10b)をセレクトし、僕はもちろんTO出来ず。せめてワイドゾーンに入りたかったけどシンハンドと足ジャムのセクションで終わりがけの一段が上がれなかった。全然アップにならなかったヨ。先が思いやられる。
早速心も折れたので彼のアダム(5.11b)トライのビレイに徹しようと大岩に移動し、しばし日向ぼっこしながらのビレイタイム。フィンガークラックに指をねじ込み、リードとTRで2時間ほど打っていた。
彼の執念は凄いし、圧倒される。
その後、大岩から桃岩方面に下りた所にあるハンドクラックのティータイム(5.8)をTRでTO。クラック下のテラスに上がる一段だけがむずい。クラックはジャムるよりレイバックの方がサクサク登れる。
観光がてら奥の方へ進んで、彼は不安がいっぱい(5.10 Tr)、僕は余裕のよっちゃん(5.8)にトライしたけどダメダメだった。根本的に足ジャムが間違っている気がする。次回からは足を少し引きつけてから挟み込むイメージでやろうと思う。
珍しく彼もムーブが読めないようで吠えていた。
休憩し話し込んでいたら身体も冷え、指皮も死んでいたので下山を決意。
アダムトライ後の彼は、フィンガーをズタボロにして、精魂尽き果てていたように見えたが、いざ帰るとなると名残惜しそうにどれか登りたいルートはないかと探し始めていて、少年のようだなあと思った。
そんな彼の研究テーマである、ゲノムと性分化に関するメダカの話を聞きながら、頭の中をはてなでいっぱいにしながら楽しく帰った。