Almost boring

いいかんじに三十路突入

【LEVI'S】LVC 501XX 1937モデル(37501) 履き下ろし  

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ひょんなことからデニムにハマり出して、1本目のLVCを購入。

 

日常的にデニムを履くようになってからも、501のヴィンテージを語る人たちに苦手意識があった。古着屋のおしゃれなお兄さんたちが蘊蓄を語る中で嫌な思いをしたことはないし『ほえ〜すげえや』くらいに感嘆していたけど、なんとなく手を出しづらいイメージあるじゃん。

 

某デニムブロガーが『デニムは自由だ』としきりに呟いているのをみて、誰に対して気を遣ってんねんって具合で気にせず好きに着てみよう、ということで今回。

 

 

 

LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 1937 501

www.levi.jp

 

僕はワークウェアとして505を履き込んでいて、土日のワードローブはもっぱらハイウエストでタックイン、ズドンと落ちたストレートなデニムが好み。近頃は1本のリジッドを週末にシコシコ履き込んでいたところ。

 

今回はそんなシルエットに加えてシンチバックに憧れもあって1937年モデルを購入した。

 

ちなみに2024年10月購入時点では一部サイズのみ2023年モデルが残っていた。価格は35000円台から38500円にUPと3000円の差があったが、どちらもカイハラデニムのはず。

他に変更点があったのだろうか..

 

 

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身長体重と適正サイズ

ネットに残る先人たちの記録を参考に、仕上がりW30を狙いW32を購入。レングスはL34しか選べなかった。これからデニム沼にハマる予定の方々への情報提供になればという想いを込めて、174センチ、67kgの軽く筋肉質な筆者がファーストウォッシュのレポートを残します。

 

 

ディティー

細部を見ていく。

年代としてはアメリカが世界恐慌から脱出し、世界大戦が始まるまでの頃合いとなる。これまでの主流だったサスペンダーによる吊り下げ履きからベルト締めによるウエスト履きへと大きく変遷していくなど、新旧混合しているポイントが多い。

 

リーバイスの代名詞とも言えるレッドタブが標準装備となったのもこの年代から。

 

最大の特徴としてシンチバックが残されている

このモデルまではシンチバックが残されている。

 

輸送中の安全性を確保するためか、針はブリッジで繋がった状態でデリバリーされてくる。後々、真ん中をハサミでちょん切ると牙上の針が出現がする。

 

 

現行501レギュラーの5つに対し、フロントボタンは4つ。

刻印はリーバイスのブランドネームが打ってある。

 

フロントトップボタン拡大

 

ボタン裏の刻印は3015、LVCではあまり見る必要がないが、ヴィンテージでは2〜3桁の刻印となり、ナンバーによって製造工場が判別できる。

 

股リベット

1937年から1966年まで採用されていたらしい。後に廃止となった理由は、焚き火での火傷が原因らしい。冬季の暖房方法の違いか。現代では考えられない。

 

ステッチはオレンジとゴールドがかったイエローの2色縫い。バックポケットのアーキュエイトステッチは二本線が交差しない1本針縫い。右のポケットにはフラッシャーが縫い付けてあった。

 

“TheRivet'sStillThere.”(リベットはまだここに)

隠しリベット

アウトシームは綺麗に開かれた状態のセルビッチ

 

付属品は、オーナーズマニュアルや品質証明のギャランティチケット、フラッシャー等々。今回は2025年版のデニム製カレンダーやLVCロゴが刻印されたトートバックも同梱されてきた。

 

付属品

ここからウォッシュ編。

 

 

洗い前寸法

まずはリジッド状態の平置きで計測。撮影の都合上、たゆんで見えますがしっかり引き伸ばして測ってます。素人計測御免。

 

 

エストは40.5cm、股の縫い合わせからウエストまでの前股上31cm、同じ高さでの渡りは31cm、裾幅は22.5cm、ウエストから裾までの総丈は115cmと、ほぼほぼ公式の記載通りであった。

 

リジッドでそのまま履くとこんな感じ。

 

 

エストはベルト締めであれば普通に履いていけそうだけど、L34はさすがに持て余す。

 

 

ファーストウォッシュ

今回はワークウェアとしてガシガシ履いていく予定なので快適性重視。

ワイド気味のストレートなので糊を残さないと綺麗なヒゲやハチノスは出てこなさそうだが、快適性とはトレードオフ

 

ライトオンスの良さを十分に引き出すためにも洗濯はしっかり目に行う。

 

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風呂の設定温度を50度にして40分つけ置き。

インディゴの色移りは言わずもがな。嫁にしっかり叱られました。

 

その後は家庭用洗濯機で水洗い6分、すすぎ1.5回、脱水7分、乾燥60分。数字はなんとなく決めました。

乾燥が終わっても一部でしっとり水気を感じたので近所のコインランドリーに行き、大型ガス乾燥機に放り込んでダメ押しの追い乾燥を15分でフィニッシュ。

 

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すでに待ち時間のわくわくが愛おしいです。

 

 

洗濯後寸法

自宅に戻りワンウォッシュ状態で計測。

 


リジッドでの計測結果からまとめると以下の様になる。

 

 

股上のボックス構造はそこまで縮まずに、レングスはしっかり詰まった。ウォッシュ後のウエストはW30相当、レングスはL32相当と狙い通りのサイズ感となった。

 

裾はたまり無しでスッと落として2ロールアップして履くつもりだったけど、そもそも太めのストレートシルエットなだけにダボ付きが気になった。

 

ワンウォッシュの段階で裾のパッカリングが軽く出て始めていただけに悩んだけど、しっかり乾燥かけてるし、縮むこともないだろうと考えて、

 

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翌日に大須のgo fitさんへ。

 

ワンロールで収まりがいい様に少しだけ切ってもらった。ステッチはチェーンでの2色仕上げ。2本の裾直しで30分ちょっとと爆速で仕上げていただいた..

 

 

翌日にシンチバックも開放して履き込み開始。(2024/10/24〜)

 

 

着用画像

仕事着そのままだけど..

トップスUNIQLO エアリズム、ブーツTomo & Co. チェルシー

 

 

結果は、狙い通り、期待通りで大満足。

 

サイトによっては、浅めの股上にゆったりとしたストレートと記載されているものもあるけれど、体感としては深めの股上、ヒップも含めてのゆったりストレートって感じ。

 

エスト履き+1ロールアップでワークブーツと合わせて綺麗なボックスストレート、腰履き+ロールせず裾を溜まらせてルーズなコーデでも使える汎用性の高さがよい。

 

ウォッシュをキツめにかけたお陰か、パッカリングや隠しリベットの当たりが既に出始めていた。その反面、洗濯直後は毛羽立ちが軽く気になったけど、数日の着用で目立たなくなった。

 

最近のスタメン

右から他社リジッド、501XX、505ワンウォッシュ。

 

他と比較してもインディゴの青みが強く出ている。個人的にリジッドの独特の紫がかった艶感やネイビーに近い濃さのデニムを好んで履いていたけれど、履けば履くほど青みの強さが好きになっていくから困ったもんですね。

 

 

履き込み方針

前述した様にワークウェアとして活用しながらゆっくりと経年変化を楽しみたいと思います。性格的に目移りしやすいタイプなので、神経質にならない様に方針は特に決めず、洗濯は必要な時に必要なだけ行おうという所存。