山中暦日

山を登るという行為ははじめから無用、徒労の営為なのである。しかし、山で呑むビールはめっちゃウマい。

僕らのイレブンプロジェクト in 笠置山

ハルさんと笠置山ライミングエリアへ。

5.10台もコンスタントに落とせるようになってきたし、そろそろ11台も触ってみようという軽い気持ちで始まった「僕らのイレブンプロジェクト」

前回は核心までのムーブを固めた石盤岩の「イエローオーカー 5.11b」を触りに行った。

 

▼前回の記録

traverse.hatenablog.com

 

しばらく晴れていたのに、ここ最近は秋雨前線が活発で突然の大雨が多い。

気合を入れて現地に7時集合にしたけど、道路も山もどこもかしこもベタベタやんけ。

石盤岩は大岩展望台に比べて渇きは速そうだが、夜中にかけてゲリラ豪雨が続いたので悲壮感満載、半ば絶望しつつ向かった。

 

着いてみれば、クラック沿いのラインは濡れているが、イエローオーカーのラインはぎりぎり濡れていない。岩に触ってみるとしっとりお肌に優しい系。おふぅw

湿度は高めだが気温は25度程度で涼しい。

リードトライは絶望的だったが、今回はハング越えた核心パートのムーブバラシが目的だったのでとりあえずTRを張り、ホールドを確認。お互い1時間弱かけてムーブを固めた。

風も通るようになり、太陽も上がってくるとなんとかリードで行こうかなって思えるコンディションになった。しかし、上の核心がつながると、ハングより下が出来なくなる。最後まで通しではつながらなかったが、あとはリードの緊張感でパフォーマンスアップを祈り、ぶら下がってホールドを入念に掃除。先にトライさせてもらう。

 

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木漏れ日を浴びて、ラインが浮かび上がる。

・Yellow Orcher 5.11b RP

ミウラからオタキに履き替えスタート。1ピン目まではアプローチ。2ピン目一段下で両手の薄カチで耐え、右足ハイステップで身体を上げて、スローパーを右手で取って、足を入れ替えて安定させてクリップ。ここで落ちるとグランドするので恐怖感との闘いでちびりそうになる。右足は適当なところでスメア、左手はピン横のガバガチで身体を上げてもう一段上のスローパーを右手で取る。足を再度入れ替えて左足で掻き込みながら、左手ゴミカチを中継して3ピン目直下目指してやや左上。ハングのガバを取り、クリップして超安心する。ここでニーバーを決めて完全ノーハンドのレストをするが、アダムオンドラみたいにのけぞって両手フリフリはしない。

十分に休んだら、足はハング下の棚でスメアして、右手でサイドガバを引きながら右に重心移動。最終ピンをクリップして左手でかかりの悪い厚いフレークをピンチ、右手をなるべく上のフィンガーポケットに、左に重心移動しながら右足をカチスタンスへ上げる。上げたら右に乗り込んで、左足を一段上げる。「あ〜もったいないところで落ちちゃったな〜」って言われるのを頭によぎらせながら、左でさらに上の薄カチをクソガチ本気クリンプ、右は3本指スローパーを重心に注意して効かせつつ、左で終了点のガバを取り無事完登。

 

次にハルさんのトライ。1トライ目は核心で体重移動しきれていなくてガチフォール。こころを落ち着かせてから、再度トライしてふたりとも無事にRPできた。

 

初めて触ったときは2ピン目にすらたどり着けなかったのに、こんなにも早くRPできたことにふたりして驚いた。バランシーな薄被りのフェースをカチとスローパーでつないで、ハングを越えてシビアな体重移動でスラブを乗り越す。短いけどいいルートだった。

ハング以降の核心は左に出すぎると5.10aのルートになってしまうので注意。


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日が差すとほんとにイエローオーカー。

 

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因縁の笠置山レイバックを終わらせに、展望台へと移動。

大岩はだいたいのルートが濡れているが、レイバックのラインが引かれているクラックにだけ日が当たるので、よく乾いている。


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・Kasagiyama Layback 5.10a

リードは3トライ目、三度目の正直でRP。

ジャミング主体に変えたらストレスなく登れて気持ちよかった。

カムは下から#.4、#.5、#1、#4を使用。#4のセットが心配で、唯一残されているボルトからランナーを取ったが、ロワーダウン時に確認したらしっかりキマッていたから必要なかったな。

 

 

動画で見ると思ったよりも前傾してるんだな。

ちなみハルさんもリードトライして、抜け口のOWはガン無視して、普通にフェースのマントル返すように信じられないムーブで抜けていった。高身長リーチは正義。


その後は、「知足 5.10b」終了点のテラスからさらに上部へつなげる「ボンクラージュ 5.11a/b」をTRで触った。

出だし核心?

まずはテラスでアンダーを使ってクリップ。

左上するクラックをのっこす前にさらに上にクリップか、#.4か#.3あたりを噛ませたい。左手ジャミングorオープンハンド、右手はハンドクラックでオープンハンドorカチ持ちしながら左足から先に少し上げて、クロスで左手ジャムの横のホールドを取る。なんとか身体を上げて小テラスへ。そこからは良いカチを拾ってあがるだけの消費試合的な。

つながったのは一度のみ。ヨレヨレでつながるのならこのムーブで行けるか。

次の目標はこれで。

 

<成果>

・石盤岩

Yellow Orcher 5.11b RP

・大岩展望台

Kasagiyama Layback 5.10a RP

Bon Courage 5.11ab TR