国家試験まで山から離れようと思っていたが勉強の効率が日に日に落ちてきているので気晴らしに丸一日だけレストの日を作った。
頭のレストは身体の出番、ということで気楽な雪見ハイキングを計画した。
藤内沢でも歩こうと直近の記録やライブカメラを見てみると絶望的に雪がない。少ないのではなく、全く「無い」のだ。
去年も雪不足な上に暖冬で氷結も甘く散々言われていたが1月初旬の段階でしっかり雪山になっていたというのに今年はどうしたものだろうか。
夕方には名古屋に戻る必要があるのでアルプスや八ヶ岳までは足を伸ばせない。
北上無しには雪がない。ならば北陸へ。4時起床で4時半ごろ名古屋を発った。
荒島岳ハイキング 10.5km 5h45m
勝原スキー場跡駐車場(7:05)〜登山口(7:45)〜シャクナゲ平(9:05-9:25)〜荒島岳山頂(10:35-10:50)〜駐車場(12:50)
今回も駐車場をミスるところから。
しばし歩き回ってスキー場跡を見つけ、車を移動しスタート。
気温は0度ほど。まずはゲレンデ跡をひたすら登っていくが冬靴なので地味にしんどい。例年の記録を見るとゲレンデまで雪で埋まっていることが多いよう。
相方まる。愛用の日焼け止めが滑落遭難。
スキー場跡を駆け上がるとゲレンデリフトの基盤跡が残っている。
そこを過ぎれば登山口。
登山口付近もクソほど泥道。
朝イチは凍結しているが赤土が多いので気温の上がる帰りが思いやられる。
白山は気持ちがいいほど真っ白。
標高800m付近からやっと雪山らしい様相になってきた。
シャクナゲ平のある1204mに近付くにつれて視界が開けてくる。一本。
広場は10人以上のハイカーで溢れかえっていた。ここでアイゼンを履いた。
しばらく登り返していくと偽ピークを捕らえる。
午前いっぱいは高気圧が広がる予報でハイカーも頗る多かった。
もちが壁のトレースはボブスレー状態。
偽ピークを越えると山頂が見えてくる。
ウェアはドアtoドアで一日中このまま行動した。
上はスキンメッシュ、厳冬期用メリノベースレイヤー、ガンマMX。下は薄手タイツにストームゴーシュパンツ。気温は0度前後、無風でかなり暑かった。
今季は「冬山にはオーバーパンツとゲイター必須」という思考停止はやめて、可能な限りオーバーパンツは極力履かないでゲイターレス化をしていきたい。今回はゲイター付きブーツ+ソフトシェルでどれだけ耐えられるのか試してみたかった。
膝下ラッセル、たまにヘソまで埋まったが雪が入り込むことはなかったが、n数が少なすぎるので保険を掛けながら今季はいろいろ試したい。
例年の記録を見ると山頂標識の標高表記のあたりまで埋まってる。
そのことからも今年の雪の少なさを伺える。
山頂からの展望で歩きたい稜線を見つけることができたのが嬉しかった。SNSで見かける山に惹かれがちな近年だけど、自分の目で見て惹かれたものに素直に従いたい所存。
下りは往路下降。シャクナゲ平でアイゼンを外し、足スキーと尻ソリでサクッと下りた。